Dreams
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34 東京女子大学にてだんだん理解が進んできたので私たちは「私たちの時代が来た」と、とても喜んでいます。僕はご覧の通りの身体なので、わなわなと震えるくらい感動しています。理想は、みんなに私たちと共に生きて頂くことなので宜しくお願いします。わだかまりはたくさんありましたが、やっと解けてきました。それは私たちを社会が少しずつでも受け入れてくれるようになったからです。わだかまりというときつい言葉ですが、長い間何も解らないと言われてきましたから夢のような出来事です。なぜかというと、まさか僕のような人間が大学で皆さんに話すなんて、学校時代には全く想像も出来なかったからです。僕の皆に対する思いは何度も裏切られてきたからです。小さい時はよかったのですが、学年が進むにつれて、僕は「何も解っていない子どもとして」生きるしかなくなったからです。でも、突然チャンスが訪れました。理解していなかったわけではないと思うのですが、懐かしい思い出になりますが、小さい事でした。僕が柴田先生の奥さんとパソコンで単語を綴る勉強をしていたときに、突然人間的な言葉を綴ったとき、ばんざいというような思いにとらえられました。それは「ありがとうぱそこん」という言葉を書いたとたん柴田先生が驚いて大騒ぎをしたからです。僕の

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