Dreams
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52それは十九歳の大みそかのことでした。お母さんに、僕の気持ちを自分の言葉で伝えることができたのです。僕の夢が叶いました。「僕を十九年育ててくれてありがとうございます。僕はお父さんとお母さんのところに生まれて幸せです。これからもよろしくお願いします。」と、お風呂の中で伝えることができました。僕は、この方法ができるずっと前から、心の中でお父さんとお母さんに「ありがとうございます」を伝えたいと思いながら毎日を過ごしていました。それが、今では、いつでも「ありがとう」を伝えることができるようになって、こんなにも毎日感謝して暮らせるようになるとは思ってもみませんでした。心の中の「ありがとう」を指で伝えることができて、この方法がどんなに僕たちを幸せにしてくれるか、僕は、もっとたくさんの人にこの方法を広めたいと思っています。僕の感謝の気持ちは、この方法ができる前も、できるようになってからも、ちっとも変りません。変わったのは、僕の見た目と心の中が違う、ということをわかってくれて、僕を理解してくれる人が増えたことで、僕は気持ちよく生活できるようになったことです。僕の生活は、この方法ができる前とそれほど変わってはいません。これまでも、僕のことをわかろうとして僕に愛情を注いでくださったたくさんの先生や皆さんのおかげで、僕は幸せな生活をすることができてい

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